検索キーワード生成ツール 〜 何ができるの?
- Arrows10 独自のデータベース内より KWビッグデータを活用し、派生元キーワードに関連性が高いキーワード候補と、それらに関する各種の指標を算出します。これにより、競合他社よりも精度の高いターゲティングを行い、利益に直結するキーワード選定が可能となります。
- 検索数が多く関連性が高いキーワード候補を特定し、ご自身の商品カタログ、SP広告でターゲティングするキーワードの最適化を行ってください。これにより、良質なトラフィックを確立し、より多くの購入意思の高いPVを呼び込む事ができます。
使い方
Step 1: Arrows10 にログインし、レフトメニューから 検索キーワード生成 ツール をクリックしてください。
Step 2: 調査したいマーケットプレイス(amazon.co.jp など)を選択し、
派生元となるKWを入力します。
多くのKW候補を得たい場合、調査したい商品にとっての “メインキーワード” (商品の購入に繋がりやすく、かつ、絞り込み要素が少ないKW)を入力してください。
例としては、”iphone ケース” (絞り込み要素が少ない)の方が、 ”iphone ケース 手帳型 本革 ブラック” (絞り込み要素が多い)、 よりも多くのKWを抽出できます。 次に、キーワード候補を生成 ボタンをクリックします。 なお、このツールは USA, Canada, UK, Germany, Japan, France, Spain and Italy の マーケットプレイスをサポートします。
ここでは、例として、スマートウォッチ を販売していて、スマートウォッチ という派生元からキーワードを生成してみます。
Step 3: サーチ履歴 の欄(入力欄の下)に結果が表示されます。
結果の詳細を表示するには、目 のアイコンをクリックします。
結果が表示されない場合、結果を更新 をクリックしてください。
一部の項目は、Arrows10 Google Chrome 拡張機能と連動したリアルタイムのデータを抽出します。初回の結果表示の際には、クロームのデータを取得して下さい。
クローム拡張機能からのデータの抽出には少しの時間がかかります。
クローム拡張機能からのデータ抽出中の項目はこのように表示されます。
このツールでは、派生元KWと関連性が高いキーワード候補を最大1000件まで生成できます。キーワード候補が生成される件数は、派生元キーワードがどれほど ”大きい” かに左右されます。
(例:検索する人がおおい “iPhone” などを 派生元とすると、これを起点に生成されるキーワードの数は多くなります)
なお、このツールでは、過去90日間に実際に購入行動が発生したキーワード候補のみを生成します。これが、派生元して使用するKWとして 調査したい商品の “メインキーワード” を使用することを推奨する理由です。
例えば、スマートウォッチ の場合、派生元としては “スマートウォッチ” の方が、 “スマートウォッチ 人気” よりも、多くの有用なキーワード候補を生成する事が想定されます。
なぜなら、前者の派生元KWは、より ”深い” データのマイニングの起点になるからです。ですので、改めて、多くのKW候補を取得したい場合には、”メインワード” を使用し、特別に意図する場合以外、”ニッチすぎるKW(絞り込み要素が多いKW)” は派生元としては避けてください。
Step 4: キーワード候補の結果は、フィールド(検索ボリューム、販売数量、転換率、競合商品数、機会・競合性指数)の情報でソートが可能です。 結果フィールドの項目によるソート(並べ替え)したり、特定のワードを含む結果だけを表示するフィルタ機能も活用できます。
サーチ結果は、エクセルなどでダウンロードが可能です。
応用編 ケーススタディ 1:需要が高く、競合性が低い商品を見つける
商品立ち上げの際、十分な市場規模があり、競合性が低く、検索上位を狙い易いキーワードがあるかを知っておく必要があります。なぜなら、商品リリースの初期段階において、競合性の高いキーワードでの検索上位を狙う事が難しい反面、需要が高く競合性が低いキーワードで検索結果に露出する事は比較的容易です。それを行う事で、販売開始したばかりの商品の実績を作りレビューを積み上げる段階の効率が格段に高まります。
こうしたキーワードを探すもっとも簡単な方法は、このツールの結果として出力される項目 ”機会・競合性指数” を参照する事です。
機会・競合性指数 が高ければ高いほど良い指標です。具体的には、
- 検索ボリューム: 高いほどよい
- 販売数量:多いほどよい
- 転換率:高いほどよい
- 競合商品数:少ないほどよい
簡単な使用方法として、この指数の降順で結果をソートして下さい。
このスコアが高いほど、理想的なキーワードと考えられます。しかし、次に、人間の目で、ターゲティングするキーワードとして適切かどうかを判断する必要があります。そこで次に、この結果を上位からアマゾン上で一つずつ、検索をし、検索結果に並ぶ競合商品をチェックして下さい。このキーワードごとの競合性が見えてくるはずです。
理想的なキーワードを見つけた場合、それらのキーワードでの購入履歴を積み上げてキーワードとASINの記録させる事ができれば、そのキーワードと関連性のあるキーワードへの露出との関連性への ”アップスケール(拡張 アマゾンのアルゴリズムは、様々な情報の関連性を判断して予測を行っています)” する事ができ、将来的に、現在のキーワードと関連性があるより強いビッグキーワードをキャッチする事ができる様になります。
これで、1つ、理想的なキーワードが見つかりました。
アマゾンでの競合性は高まりをみせ、多くの新規参入者が「競合性が低く、利益に結びつく商品を見つけるのは不可能だ」といいます。
しかし、実際には、多くの機会はまだ残っています。
ここでお見せしたのは、キーワード生成ツールを活用して、市場参入の余地を探る、シンプルな事例でした。
ツールを活用し、アマゾンの実際のデータにより深く潜り、フィルタを活用したり、各種の数字を上手に読み解くことで、より多くの情報を引き出す事ができるはずです。
応用編 ケーススタディ2: SP広告のターゲティング、オーガニック検索上位をとるべきKWを見つける
仮に、“スマートウォッチ” 関連の商品を販売開始し、さらに広告でターゲティングしたいKWを探したい、という場合、ツールを活用して、多くのKW候補を見つける事が可能です。
ここで、改めて覚えておいてほしいのですが、このツールでは、過去90日間に実際にカスタマーによる実際の購入が発生したKWしか情報を生成しません。この情報を活用し、無駄なキーワード広告費をつかわず、購入に結びつくKWだけをターゲティングしてください。
検索対策に重要なKWを活用し、それに合わせた商品ページ最適化をしたい場合:
- 生成した全てのKWをエクセルにDLする
- 自分の商品と関連性の薄いKWを削除する
- 検索ボリュームでフィルタリングする
- 残ったKWをコピーし、“Word Frequency Counter” などのツールに放り込み、使用された単語の重複なしのリストをつくる
- 最も重要なワードを商品タイトルに、残りの重要なワードを、商品仕様(箇条書き)、商品説明文、検索KWフィールドに入れる
- この手順をショートカットするには、 検索キーワード抽出ツール を活用し、競合他社がPVを稼ぐKWが何か調査する事もできます。
SP広告でターゲティングしたいKWを見つけたい場合:
- 生成した全てのKWをエクセルにDLする
- 検索ボリュームでフィルタリングする
- 自分の商品と関連性の薄いKWを削除する
- 検索ボリュームで、数の近いKWをグルーピングする。(もし、検索数が10万件のKWと、1万件のKWを同じ広告グループに入れると、検索数が大きなKWが、広告費の大半を使ってしまう、という事が起こります)
- それぞれのKWグループにたいし、3つの広告キャンペーン(部分一致、フレーズ一致、完全一致)をつくる。
- キーワード生成ツールの提示する入札額を参考にしつつ、それぞれのKWに入札額を設定
- 7日間広告キャンペーンを走らせ、アマゾンからのレポートが取得できる様になったら分析する
- この手順をショートカットするには、 リバースASINサーチ を活用し、競合他社がPPCを入稿しているKWが何か調査する事もできます。
商品の割引による拡散を併用し、KWでの検索上位を狙いたい場合:
- 検索ボリューム でフィルタリングを行い、検索数が低いKWを消す
- 平均売価 でフィルタリングを行い、自分の商品よりも安価な商品を消す (もし、自分の商品があるKWで検索上位にあるとしても、検索結果で比較される競合他社商品がそれよりも安価な場合、特別な買う理由がないままで検索上位を長期間維持するのは、一般的には難しいと考えられています)
- 競合性・需要 指数で並べ替えます
- 自分の商品のランクづけたいKWとして、関連性が高く、競合性・需要指数が低い数件のみを残し、残りを削除
- キーワード検索順位の推移を、KW検索順位の追跡ツール を使ってモニタリングする.
このツールが役に立つことを願います。何があればお気軽にご連絡ください。